柚木町(ゆずきまち)商店街の神野時計店は.店主.政嗣のネットワークを武器に.電気工事はら農作物の運搬.宴会の司会.喧嘩の仲裁まで”何でも屋稼業”で生計をつないでいる。長男と末娘は年子で中学生。2人も預けているのだからと、政嗣はPTA会長に。ところが、長男は不良グループに染まり、政嗣は毎日学校に呼び出されることになり、面目丸つぶれ。 何でもや稼業の方は、妻、加奈子が、条件の悪い山間部の農業で暮らしがピンチになった長女夫婦を引き込み 繁盛させて順風満帆。その忙しい最中、娘の夫が、新食糧法の施行で活発になってきた農家に刺激を受けたこともあり、”何でも屋”の仕事を辞め、農業に戻りたいと言い始めた。更に加奈子の実父が、JA広域合併に伴い、柚木町JA組合長を降ろされたものの、今度はめかし込んで夜な夜な遊び歩くようになた。孫と爺さんの不良化である。神野家はどうなるのであろうか...........。 |