最近のネパール事情
ネパール通信さんの
引用文をつかわさせていただいてます

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  ネパール通信 10号
  1998/09/18 発行
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最近ネパール協力隊OB会から会報が送られてきました。
その中から、一般の方にも関係がありそうな記事を抜粋しました。
 スキャナで取り込んでOCRで解読しました。
 文字化けがあったらごめんなさい。
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  はみ出し情報 1
ネパールでも消費税導入
 10%の消費税導入で大混乱/8月上旬の10日間程、小売店はスト
ライキ状態で閉店。特に、大きな店ほど閉まっていて在留の外国人
は困った様子だった。今年の初めより導入されたはずだが、混乱す
ると反対続出。消費税でなく関税を徹底する方向で再検討か?
ヤミドルなんて昔の話し
 タメルを歩くと「チェンジマネー」と言いながら怪しげなニイチャ
ンが寄ってくる、どいうのは昔の話し。昨年秋頃からヤミと正規レー
トの差はなくなったどころか、正規レートが一番高い、と言う健全
な状態。銀行の窓口で換えられるのは2時半までだが、市内にも
EXCHANGEと看板の出た店があり、その場合は7時頃まで開いている。
手数科をとるところと、レートを落として手数料はとらない所がある
らしい。空港にあるEXCHANGEはNEPALE RASTREABANKで手数料なし。
取り敢えずは空港で換金しておくのが便利、という当たり前の話し。
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私のコメント
  ネパールでは当たり前では無かったんだけどね・・・。
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 最近の医療事情
ツーリストとしてネパールを訪れるあなたへ!
昔の常識は今では非常識?
 未開発地域(タライ地方)の開拓、地球温暖化、人の流出の増加他
様々な変化で、ネパールにおける疾病も多様化しています。人口の集
中が著しい首都カトマンズでは、大気汚染が深刻な間題です。呼吸器
疾患が10年前の4倍以上との統計結果が報告された病院もあります。
小児喘息でも既往のある人は外出時マスク(防塵)が必要です。
 マラリア、日本脳炎、カラアザールの発生がタライ地区から徐々に
北上しています。カトマンズ盆地外に出かけたことのない人からカラ
アザール、日未脳炎の症例が報告されています。タライはネパールガ
ンジーより西の地域がWHOでマラリアの高汚染地域と指定されました。
熱帯熱マラリアで死亡者も出ています。
 一昔前までは藻症と言われていた長期下痢疾患が「サイクロスポラ」
と診断され、今では検便結果で「サイクロスポラ原虫」が確認され、
治療(内服薬)すると、3日目には下痢は改善します。ただし、サイ
クロスポラは塩素ョードなどの消毒剤に対して低抗性があるため、生
野菜は、どこのレストラン・家庭で出されても口にしない方が良いか
と思います。余談でずがネパールで生野菜を食べていた日本人が帰国
した際、検便から、日本では治療方法がない{とある虫}が検出され
たと、間かされました。サイクロスポラ以外にも、未確認の虫がいる
ようです。
 また、A型肝炎は成人ネパール人の90%以上が抗体陽性と言われて
いますが、近年「肝炎」が流行し、大人がまっ黄色になっています。
その正体はE型肝炎です。E型肝炎の感染経路はA型と同じく経口感染
でずから、A型肝炎の抗体があるからとか、予防接種を受けているか
らといって、安心できません。
飼い犬の登録システム開始
 カトマンズを闊歩していた野良犬たちが本当に減るのでしょうか?
カトマンズのナガルパリカが、飼い犬は登録して狂犬病の予防接種を
行い、野良犬は処分するそうです。昨年カトマンズで犬に噛まれたア
メリカ人女性観光客が帰国後発病=死亡。狂犬病対策に本腰にならな
くては観光客の増加など望むべくもありません。皆さんも犬にご注意!
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私のコメント
    マラリアは予防のしようがないけれど、出かける前は、
      狂犬病の予防注射ぐらいはしていった方が良いかな??
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